一年間の決算の例をあげよう

2011.10.28

工事原価ならびに一般管理費の内訳書というのは文字どおり経費の内訳であるが、その記載様式は、法律で決められている。利益処分計算書は、出た利益をどう使い、会社の成長に備えているかを表すもので、会社が自己資本をどのように充実しようとしているかを読みとることができる。これらをまとめ、実例をお目にかけよう。上場会社は大蔵省に毎年の決算を報告する義務がある。この報告されたものは、有価証券報告書という名前で出版、公表されているので、それを引用させていただく。

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ただし、社名は差し控える。学校で経理を勉強した人は、これを分析して研究してみてほしい。ヒントを申しあげると、この会社は高収益で、自己資本充実にも意を用いている会社である(社名より中味を研究しよう)。正確には「完成工事高」というが、ふつうは略して完工高と呼んでいる。他の産業でいえば、売上高に相当する。完工高を計算するのには、原則として、完成基準という考え方で行われる。すなわち。その決算期内に完成し、発注者に引き渡したものだけが完工高に計上される。ただし、丸一年以上にわたって継続して工事が行われるものについては、できた分だけ計上することもできる(工事進行基準という)。これはみなさんが工事してできあがった分、出来高である。したがって、一件当たりの工事高がある程度大きくなってくると、施工高と完工高とは合わなくなってくる。





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